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おれの名前はギロ。この境界学園の罪人科に最近転入してきた初等部五年生だよ!!
今日はとってもいい事があったから、この幸せを学園のみんなにも分けてあげようと思って話す相手を探して歩いてるんだけど、不思議と誰ともすれ違わないんだよね…。
おかしいなぁ…いつもならこの時間、まだたくさんの生徒でごった返してるはずなのに………なんで今日に限って……………。ん!とか思っているところに人影発見!!…しかもとっても美人さんだ!わー本当にきれいだなー…とか思って通り過ぎちゃわないように思い切って声をかけるよ!!
ギロ「おねいちゃんおねいちゃん!!おれのお話聞いて!!」
???「話を聞くのは構わないけど、自己紹介を先にさせてもらえないかしら?あたしたち初対面でしょ?」
ギロ「あ…そっかそうだった。もう学園中のみんなおれのことしってるものだと思っちゃってた……」
???「…それっていったいどういう自信なのかしら?まぁ、確かにあたしは君のこと知ってたけど……」
ギロ「やっぱりそうなんだ……」
???「でも君はあたしの名前知らないでしょう?…あたし、狩影紅。異能科、高等部一年生よ。よろしく」
ギロ「異能科…ってことは能力持ちか……ふふっ。」
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