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「めい…か。めい、何故自分がここにいるか分かるか?」
「めいは真一に会いに来た。だけど真一はいなかった。だから寝て待つことにした。めいが寝てる時に真一が帰ってきたから、真一がめいを入れてくれた。」
ちゃんと覚えているのか。
それに理解力もいい。
騒がれたらどうしようかとも思ったが、どうやらその心配はなさそうだ。
それより……
「めいはどうして俺のことを知っている?」
「真一のことはいっぱい知ってるよ。秋葉 真一。28歳。大手企業『Akibaカンパニー』の御曹子。父親の後を継ぐために身分を隠して会社の専務として働いている。仕事ができ、顔立ちも良いため、女子社員に大人気。だが本人は一切興味がない。それらを鼻にかけないので、男性社員からも信頼がある。あまり自分のことを話さないので謎が多い。今は高級住宅街の一軒家に1人で住んでおり、家事は大体できる。休日は…」
「ストップ!もういい、もういいから…」
まさかここまでとは…
少しくらいは知ってると思ったが、まさか俺の知らないことまで…
女子に人気があったなんて…
全然知らなかった…
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