prologue

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「ほら、少し人が少なくなってきたから行こう。」 「えー?もう少し空いてからでも良いんじゃない?」 文句を言うユウ。つい先ほど人の群れに突っ込んでいった少女の台詞ではない。コンバートはすでに立ち上がっている。 「…別にいいけど、その姿勢だったらパンツ丸見えなんじゃない?」 「…とう!」 「どう!?」 ウォーリアの言葉に、少し固まった後、高速で立ち上がるユウ。彼女の頭がウォーリアの顎をかち上げる。ユウの顔は真っ赤だ。 「そういうことは早めに言う!」 ビシッとウォーリアに指差すのだが、 「…ウーちん?…あれ?」 「ウー?」 ユウとコンバートが彼の愛称(本人はあまり気に入っていない)を呼ぶが反応を示さない。地面にひっくり返って、完全に伸びてしまっている。結局二人はウォーリアが復活するまで待つことになり、遅刻ギリギリで教室に向かうこととなった。三人は皆同じ教室で、一年B 組となり、知り合いがいるということでホッと息を吐くのである。
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