にーんげんっ! っていいなぁ~

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 目の前の魂が光に包まれ、消えたのでとうとう自分の番となる。 自分も含め、魂がいっぱい並び、まるで大名行列が行われているような、この真っ白い世界は『天界』と呼ばれている。 そこには、『送り神』と呼ばれる神様がいて、何と抽選で当たった魂を再び現世の、『あるモノ』に転生してくれるのだ! まじ、神様々ですな。 「見つめないで……照れちゃう……じゃろ」 目の前にいるのは、丸みを帯び、白い髭にいかにも天国にいる神様のような白い服に身を包む『送り神』が自分に向かって言った。 何故か周りを見ることはできるが……まぁ、『魂』なんで見つめる目というパーツはないけど。
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