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(おや?起きてしまいましたか?薬の加減がまだできないようで…)
冷笑うかべながらヌッと扉から出てきた男を私は強く睨む
(そんな怖い顔しないでください。仕方がないのですよ…)
(仕方がない!?あんたこれは誘拐よ!!!!!!そのうち警察が来るわよ!!!!!!)
私が今できる最大の脅し…
(別に…怖くないですよ…餌が増えるだけですから!!!!!!)
私は瞬時に感じた。
こいつはイカれてる。
私の頭に恐怖が打ち込まれた。
彼は鉄格子の前に椅子を持ってきてそこに腰かける。
そして私の手を目に留まらぬ早さで掴んだ。
(!!!!!!)
私は驚いた。
彼の手はとても冷たかった。
体温がなくさらに脈動すら感じない。
(どうです?冷たいでしょ?)
彼はクスクス笑いだした。
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