83人が本棚に入れています
本棚に追加
唯「うぅ…」
和「あら、どうしたの唯。具合でも悪いの?」
唯「うん、ちょっと頭イタイかも…」ズキズキ
和「そうなんだ。じゃあ私、生徒会行くね」
唯「ぇあっ?」
唯「ちょ、ちょっと待ってよ」
和「なに?」
唯「今、私 頭イタイって伝えたよね」
和「伝えたわね」
唯「そうしたら和ちゃんは?」
和「生徒会に行くわよね」
唯「どうして!?」
和「なにがよ」
唯「和ちゃんは私のおさなななじみだよね?」
和「おさなななじみじゃないけど幼馴染だとは思っているわ」
唯「だったらおさなななじみが頭を痛がってたら どうするの?」
和「必ず生徒会に行くしかないわ」
唯「どうして!?」
和「なにがよ」
唯「和ちゃんは私の事が大事じゃないの?」
和「大事よ。私は唯のことを誰よりも愛しているし、唯が私の家で居眠りしている間に唇を奪ったのはもちろんのこと、指を入れたこともあるしその証拠に、その時の写真もあるわ」
唯「出てけ!!」
和「じゃあ私、生徒会行くね」
─平沢邸─
唯「どうすればいいのかな」
ドラ「笑えばいいと思うよ」
唯「えへへ~」
ドラ「よかったよかった」
唯「ところで私は何を悩んでいたんだっけ」
ドラ「知るもんか」
唯「私が何を悩んでいたか思い出す道具ない?」
ドラ「思い出さない方がいいことも世の中にはあると思うよ」
唯「ここにドラ焼きが3つもあるよ」
ドラ「タイムテレビ~。これで時間をさかのぼって、唯ちゃんの記憶を辿っていこう」
唯「話が早いなぁ」ムシャムシャ
ドラ「え~っと」カチャカチャ
唯「むしゃむしゃむしゃ」
ドラ「あっ、これじゃない?」
ドラ「学校で和ちゃんに頭痛を訴えたのに、無視されて唯ちゃん怒っているよ」
唯「あっ、そうだったよー」ムシャムシャ
最初のコメントを投稿しよう!