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もうすぐ午前0時、待ちに待ったクリスマス!
私はウキウキしながらサンタさんとトナカイを待つ。
布団の中に入り寝たふりをしていると、サンタに扮したパパとトナカイに扮したママが部屋に入って来た。
すかさずハッと目を覚ましたふりをして、顔を見上げた。
『メリークリスマス!今年もサンタとトナカイがミクちゃんのところにやって来たよ』
「パパ!ママ!」
『いい子にしていたかな』「はい」
『プレゼントだよ!開けてごらん』
ガサガサガサ
「うわあ~ケティーちゃんだ!ありがとう」
『かわいい我が子、ミク…』と言ってパパは私の頭を優しく撫でてくれた。
『元…気で……ね』と泣きなかママは私をギュッと抱きしめてくれた。
サンタとトナカイはスッと空へ飛ぶように消えてしまった。
窓から真っ暗な空を見上げてみると、2つの輝く星がサッと斜めに落ちて行った。
"来年も会えますように…"
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