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キョウは桂の背中を見送ると、池田屋へと向かった
時、同じくして新選組の屯所では……
「こんな時に限って、動ける隊士がこれだけとはな」
土方はがっくりと肩を落としていた
「そう言うな、歳。我々、新選組はそんなヤワな集団じゃないだろう？」
「そうですよ、土方さん。らしくないですよ？」
「土方くん、すまない。私も出動出来れば…」
土方よりも肩を落としているのは山南である
「仕方ないさ。あんたにはここを守ってもらうさ。それより……」
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