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というわけで護衛の仕事を請け負った
実際は滅多に盗賊とかは出ないらしいのだが、どうにもタイミングというか運が悪いというかあの山賊に見つかって襲われたらしい
鈴「そういえば仕事の帰りって言ってたよね?差し支えなければどんな仕事か教えてくれないかな?」
レイ「いいですよ、仕事は商品の棚卸と仕入れに行っていたのです」
アル「彼女の父親は王都でもなかなか有名な商人でな、忙しくて時々こうやって彼女に仕事を手伝ってもらうんだ」
鈴「てことは今回は仕入れと棚卸で遠出しなきゃいけないから護衛にアルが付いてるってことか」
レイ「ええ、でも普段はなんともない道で帰りにまさか山賊が出るとは思わなくて・・・おまけに私は魔法は回復などしかできなくて・・・」
アル「気にするな、俺が未熟だからこそ今回のようになったんだ。今はスズがいてくれるからなんとかなったが毎回こうはいかないからな」
どうやら結構な移動らしいな、平和な道だと油断してしまうほど普段は何もないのだろう
鈴「ところで、商品の棚卸と仕入れは全部終わっているのか?」
アル「ん?あぁ、あとはまっすぐ王都に帰るだけだ」
ということはショートカットしてOKということだな
鈴「よし、んじゃ近道しますか」
アル&レイ『え?』
鈴「流石に国の中に突入は最悪牢獄行きだから・・・城壁の近くでいいかな」
俺はそう言うとディスプレイ端末を作り出しそこに映る王都の城壁を見て
鈴「よし、ここの森の出口付近にしよう」
ここは某豆チビ錬金術師のように
パンッドンッ!
バチバチバチ
鈴「よし、扉完成~」
アル&レイ『(゚д゚)!?』
鈴「よいしょっと・・・・お、いい感じでつながったな
二人共、この扉くぐれば王都だよ」
何故か固まっている、そこまで驚くだろうか
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