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鈴「声は…多分この辺りだと思うんだが…ん?アレかな?」
下の方で馬車がモンスターと汚い格好の男達に囲まれていた。
モブA「グヘヘ、いいタイミングで馬車に出会えるとはよぉ♪」
モブB「しかも結構金持ってるみたいだなぁ」
モブC「オマケに上玉の女までいるし…ゲヘヘ、ついてますね?頭?」
頭と呼ばれたハゲ「おうよ、おめぇら!大人しく有り金と積み荷、そんで女置いていけ」
男「ふざけるな下朗!貴様らにやるものなどない!」
鈴(お約束展開だなぁ…今時グヘヘとかゲヘヘとか聞くとは思わなかった…)
そんなこと考えてたら
ハゲ「おいおい?逆らうなら殺っちゃうよ?身の程知らずがよぉ?」
男「クッ!流石に守りながらでは部が悪い…しかし、ここで死ぬ訳には…」
鈴(あ、フラグだよ?それ…んー流石に怪我させる訳にはいかないな…じいちゃんの教えに背いてしまう)
そう思い牽制用のボールを作り出す。
城ヶ崎家の教え『怪我をさせたら救えたことにはならん!』
じいちゃんにはすでに会えないとわかってても逆らえない自分が情けない…
とりあえずボールをハゲの取り巻き目掛けてぶん投げた。
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