今日死んじゃいました

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ム「……もういいやムイムイで んでね?神様は仕事のなかに人の生死や産まれてくる場所や空間、世界をその人間の魂の質や前世の罪の有無によってきめるものがあるんだ」 「へぇ……じゃああたしのあの生きてるのか死んでるのか分からないような人生を決めたのは 己かぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 ム「うえ!? あっごっごめんなさいごめんなさいごめんなさい!! それには山のような海のようなぁぁぁぁぁ!!」 ドコッバコッゲシゲシ!! ム「……うゥ…ちゃんと君のあの人生には理由があるから聞いてお願いもう殴らないで」 「仕方ない……3分間だけ待ってやろう 理由を言え」 ム「……何故3分間」 なんでだろ 頭の中に流れてきたんだよね ハッこれが天の声…… ム「……ここが天界なのに んで君の事だけど 君……人間じゃないんだよね」 「は?」 ム「だから人間じゃないの」 「簡単に言うと?」 ム「……ゆーあーのっとひゅーまん?」 駄目だ意味わからん え?人間じゃない?妖怪?妖怪人間? マネキン?ロボット? ダメだわからん 何これ そういえば昨日何食べたっけ……あっ何も食べてない ム「だからね人間じゃないのに 人間用の魂の器に……ねぇ聞いて?僕いま意外と大事な事言ってるよ」 「やみにかくれていきたくないよー 僕たち普通人間なのさ」 ム「聞いてぇぇぇぇぇぇ!!」 「ハッまた天の声が…… でなに?」 ム「…………モウヤダコノヒト」 数分後 ム「だからね……魂の器がね…………」 長かった ムイムイの話はとても長かった かいつまんで話すとこうだ あたしは人間じゃない なのに何故か人間の輪廻の渦のなかに紛れ込んで 人間の魂の器に入ってしまった 通常なら直ぐに器が莫大な内側の力によって破壊されてしまうのだが またまた何故かあたしの器は丈夫で 直ぐに帰ってくるだろうと思っていたあたしの魂は18年間人間の魂の器に上手い具合に融合、共存していた そして魂の莫大な力は器を破壊はしなかったがやはり無理があったらしく原因不明の病と言う形で器を蝕んだ 「……嘘だぁ」 ム「まぁ僕たちだって信じられないよ 人間の魂の器…しかも普通の世界の人間、どうして18年も破壊され無かったのか…未だに分からないんだから」 「……」
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