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私は、うずうずしていた。
どうしよう…。緊張してきた!
今から聖矢の家に行くのです。
「あら?紗弥歌?どこか行くの?」
お母さんが、台所からひょこっと顔をだした。
「あ、うん。聖矢の家」
私は、すんなり答えた。別に、ただの幼なじみだし…ね。
「そうなの?じゃあ、引っ越し祝いのお菓子。持ってって」
お母さんに、ポンッと袋を渡された。
「えー…どーせめんどくさいだけでしょ?」
「会いに行くんでしょー?」
「はいはい、分かりました。」
私は、ため息を一つついて家を出た。
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