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ドアを開くと…ベッドに聖矢が座っていた。
部屋は昔より綺麗で大人っぽかった。
「おう」
「久しぶり」
私はニッコリ笑顔で言った。
すると、聖矢も笑った。
なんか…見ないうちにかっこよくなったね~聖矢くん…。
聖矢は黒髪で、サラサラした髪型。
目元もなんか…見とれてしまう。
背もでっかくなったなー (私は近所のおばさんか!)
「紗弥歌…?」
「あ!」
ダメ、ダメ。随分変わった聖矢に見とれてた。
「ごめん。何?」
私は焦りつつ、聖矢に聞いた。
「……………」
………なんでじーと見てくるの!?
「な、何?」
「あ!!…いや……紗弥歌随分綺麗になったなって思って」
おいおい…それを真剣な顔で頭かきながら言うかい!!照れろよ!
私は、爆発しそうになった。
「な、何言ってんのよ!」
やばい、死にそう!!
「昔よりはマシになったって事。」
…………。
「はぁ!?」
ニヤリ。
くっ!ぅ~~~~!!!ムカつく!何笑ってんだよ!意地悪!
「もう!しんない!」
私はベッドにドカッと飛びのった。
「で、学校ではモテる?」「え?」
なんで、そんな事急に聞くの?
「いや、き、れいになった…から…」
「…あはは!…昔よりはって言ったじゃん?」
「いや……いいじゃん、別に」
なんで照れてんのよ。照れるとこそこじゃないし
「やっぱ面白いね~聖矢は」
「は?」
私はいつもよりほほえましい笑顔で言った。
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