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薄暗く埃とカビ臭さの残る病室に隔離されたナイトメアの少年
自らを穢れし者と全てを諦めたその姿は己自身と重なり、殺せと命を受けていたが気乗りがしない…
その上、思ってもいない人物の登場により…
「チッ、聞いていないぞ…レオンハルトがナイトメアだったなんて…
それに何故、あの方が此所に…」
舌打ちをし壁に寄りかかりため息を漏らす
楽しげにあの方の話しをしている二人を殺そうという気等とうに削がれていた…
「もういい…馬鹿馬鹿しい」
そう言い残しその場を発つ
「あれ?」
「どうなさったんですか?」
「いや…今誰かそこにいたような?」
「え?」
レオンハルトは明かり取りの小さな窓を見上げるも、そこには誰の姿も無かった
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