4 皇華翔来

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執務室の中には神官らしい男と奥の机には恰幅の良い司祭服を纏った初老の男性が座っている 二人の男は突然扉を開き乱入してきた君たちに驚き 「何なんだ…君たちは⁉」と聞いてきた 「失礼は重々承知の上でお話があります」ネヴァルは微笑を称えながら非礼を詫びる様子など一切感じさせない態度でそう言うと 「は…話があるので有ればきちんと神殿の他の者を通してから来るのが礼儀であろう‼ 司祭様に無礼であろうが‼」彼らの雰囲気に負けじと新官の男が声を張り上げるが イオンは、机をダン‼と音が鳴る程平手で叩きそのままの姿勢でで前のめりになる様な形で司祭に詰め寄り 「無礼? 病人をあんな所に閉じ込める様な人間相手に礼儀など持ち合わせてはいない‼💢」と怒鳴りつける 「…な…何の事だね…」その気迫に司祭と神官がたじろぐ… 「何の事だと‼僕達は、お前らが隔離病棟とか言ってた牢に閉じ込められたレオンハルトの兄だ‼」 レオンハルトの名に動揺を隠せない様子で 「あの化け…いえ…レオンハルト様の…お身内の方でしたか いや…しかし…彼の隔離は… …他の患者の事も考えるとあの処置は仕方がない…事なのですよ」と必死で言い繕う 「隔離が必要?パーミリオ侯が来ると病室を移しておいて、必要な隔離とはなんなんです?」 「それは…」 「後ろめたい事があるからパーミリオ侯に隠していたんじゃないか‼」 「くっ‼いくらナイトメアでも全身に穢れが広がり続ける様な、あんな気味の悪い病等見たことが無い‼そんな病が他の患者に移す訳には行かないだろう‼あんな化け物押し付けておいて、こちらが隔離したからと何が悪いと言うんだ‼」司祭は声を荒げて反論する
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