4 皇華翔来

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馬車に三人を残し、侯爵家の門の前に待機して貰ってから二人で門に向かう 「おかえりなさいませ、イオン様 お疲れでしょう、部屋を準備してありますどうぞ休んでください」門では老執事が君たちを迎えてくれた 「あ…あの、実は二人程増えたのですが…」 「増えた?お連れ様がと言う事でございましょうか?」 「はい…それで二人も一緒に良いか叔父さんに聞きたいんだけど…」 まるで捨てネコでも拾って来た子供の様な瞳で懇願する… 「かしこまりました、旦那様に聞いて参ります こちらではあまりですので、屋敷の中ではその方がたも一緒にお待ち頂いては?」 「ありがとう」 そう言って三人を呼んで来て屋敷に通して貰う 馬車から降りた三人を見て老執事は驚き 「レオンハルト様?」 「ちょっと色々あって…連れて来ちゃった」 「しかし、お身体は…」 「うん、その事もあって叔父さんに相談したいんだけど」 「では、急ぎお呼び致します」 老執事は案内をメイドに任せて侯爵の元に、その際一瞬フード深く被ったネヴァルをいぶかしむ様に見るが、何も言わずその場を後にする
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