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序章
三本の剣の創成し世界ラクシア。
第1の剣、ルミエル。
第2の剣、イグニス。
そして、失われし第3の剣、カルディア。
第1の剣は調和を力とし、第2の剣は解放を力とし神々や人々蛮族を生み出した。
そして二本の剣を祖とする、相反する神々は争いを始めたのだった。
二本の剣の神々に自身を使用されるのを厭いたカルディアは自ら砕け散った。
二本の剣も長き戦いの中、行方不明となり神々も長き戦いに疲れ、長い眠りについたと語られる。
しかし、神々が眠りに付いた後も世界は第1の剣の調和を重んず人族、解放を重んず蛮族とに別れ幾度の滅亡、繁栄、衰退と長き戦いの歴史を繰り返しすのであった。
世界は第四の文明期…
解放されし大陸テラスティア。
その北部ザルツ地方、ルキスラ帝国領の南に位置する山脈の洞穴群ルバロスの顎(あぎと)先の滅亡にて蛮族の進行の要になったと伝えられ、今でも数多くの蛮族達が残る。
その麓に広がる、帝国の蛮族への防衛の要を治めし公爵家では跡取りをめぐり様々な思惑が入り乱れていた。
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