2・孤城炎上

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窓は半分壊れていて、すんなり中に入れそうだ… 中に入ると部屋になっている…奥に扉それから、ベッドと小さい机に本棚… 遺跡…ってよりなんか廃屋だよねここ… 魔動機文明時代の建物だから…一応遺跡なのかな? 「何も無いね…」 「転送装置は地下って言ってたよな…」 とにかく奥の扉に進む事になった… 扉の奥は廊下になっている左手に伸びる廊下には奥に2つの扉がその突き当たりには下に降りる階段らしき物が見える… 地下って事はあの階段か… ギシ…… ガタガタ… 廊下の様子を探ろうと部屋を出ると隣の部屋?だと思う扉の奥から音が… 何かいる… 扉にそっと聞き耳を立ててみた 『トナリ、おとした…』 『なんかキタ?』 『オヤブンしらせる?』 『しらせる?』 何かの声…言葉が違い分かりにくい… 口に指を当て静かにって合図して二人を手招きで呼び 「何かいるけど…」 「人が?」 「多分違う…共通語じゃないし…」 「蛮族かしら…」 「挟み撃ちに合うのは面倒だし…」 階段下に気配は感じない… 挟み撃ちに遭ってはたまらないし、隣の部屋へと突入することに
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