3.偽雷光

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街に降り色々と探して回ったが… リゼリアらしい娘を見かけた者はいなかった… それどころか… 「イオン、アルマ…これ‼ 早くこんな町出よう‼‼」 ニィの様子が明らかにおかしい 街のあちらこちらに貼ってある張り紙、あんまり気にも止めていなかったが その張り紙を見てからおかしいニィの様子に、改めて張り紙を見た… 張り紙は手配書だった… そこに記載されていたのは… 『レオナード・パーセルナイト、真紅の雷光と呼ばれる冒険者だ』 「これは…嘘だ……母さん…? なんで手配書なんかが⁉」 「…母さん? どういう事!?こいつは…この女はトーチを殺した… それがなんでイオンのお母さんなんだよ‼ イオンは公爵家の人じゃあ?」 ニィがイオンにと詰め寄る 「ニィ、彼女は…レオナードは僕の母さん…13才まで育ててくれた僕の育ての親だ… でもトーチって?殺したってどういう事? 母さんは理由もなく人を殺める様な人じゃあない)」 「トーチを殺したのは間違いなくあの女だ‼‼ 現にこんな手配書だって出てる悪党じゃあないか?」 「こんなのでたらめに決まっているじゃ無いか‼」 「ニィ君、イオン君止めてよ、こんな所で とりあえず2人共落ち着いてよね」 街中で討論に周りの視線を集めている とにかくこの場を離れなくては、と二人を連れてその場を離れる…
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