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街に降り色々と探して回ったが…
リゼリアらしい娘を見かけた者はいなかった…
それどころか…
「イオン、アルマ…これ‼
早くこんな町出よう‼‼」
ニィの様子が明らかにおかしい
街のあちらこちらに貼ってある張り紙、あんまり気にも止めていなかったが
その張り紙を見てからおかしいニィの様子に、改めて張り紙を見た…
張り紙は手配書だった…
そこに記載されていたのは…
『レオナード・パーセルナイト、真紅の雷光と呼ばれる冒険者だ』
「これは…嘘だ……母さん…?
なんで手配書なんかが⁉」
「…母さん?
どういう事!?こいつは…この女はトーチを殺した…
それがなんでイオンのお母さんなんだよ‼
イオンは公爵家の人じゃあ?」
ニィがイオンにと詰め寄る
「ニィ、彼女は…レオナードは僕の母さん…13才まで育ててくれた僕の育ての親だ…
でもトーチって?殺したってどういう事?
母さんは理由もなく人を殺める様な人じゃあない)」
「トーチを殺したのは間違いなくあの女だ‼‼
現にこんな手配書だって出てる悪党じゃあないか?」
「こんなのでたらめに決まっているじゃ無いか‼」
「ニィ君、イオン君止めてよ、こんな所で
とりあえず2人共落ち着いてよね」
街中で討論に周りの視線を集めている
とにかくこの場を離れなくては、と二人を連れてその場を離れる…
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