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だいきSide
最近同じような毎日で飽き飽きしている。
毎日繰り返しで生活してるようなもの…
だんだん生きてる感覚が無くなってくるな~
母『おはよう。話があるから今いいかしら?』
そんな暗い事を考えていると不意に部屋に入ってきた母さん。
部屋って言っても、何かあった時に母さんと父さんがすぐに来れるように病室なんだけど…
『話ってなに?』
母『この前の検査結果なんだけど…』
『また悪化してたの?』
母『はっきり言ってしまえば…それで、このまま行けば死んでしまうかもしれないの…』
母さんは涙をこらえて言っている。
でも、なんか薄々気が付いていたから俺自身驚きとかは不思議とない。
母『手術しか方法はない…でも、難しい手術なの。それに、成功してもそのまま目を覚まさない確率だってあるの…つまり…わかる?』
それは…
死を表すって事か…
『俺、手術する…』
母『本当に!?良かったわ!!少しの望みに掛けるのね✨じゃあ早速準備しましょ』
『最後に…行きたい場所があるんだ。』
母『行きたい場所?』
『日本に行きたい…』
母『ダメよ!しっかり体を休めてなきゃ!!』
『お願いします!!最後になるかもしれないんです』
俺は、母さんに精一杯お願いした。
母『分かったわ!くれぐれも体に気をつけて!!』
母さんは俺に微笑んで言った。
早速、会いたかった人の所に行くか!!
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