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所変わって秣羽菊家
~ノワール視点~
「さて、今日やることは大体終わったし後は…」
愛用の手帳を開いて日程を確認すると案の定予定が入っていた。
俗に言う社交パーティーというものに秣羽菊家も招待されており今回は勇気主人も招待の対象となっていた。
そのため専属召し使いの僕とボディガードとして砕希が選ばれ今回の社交パーティに参加させてもらうことになった。
だが、勇気主人と言ったら「面倒くさい」といつも通りである。
砕希のほうは流石に忙しいのかまだ姿を見せていない。
「こんな調子で大丈夫かなぁ…?」
ため息をついた僕を尻目に時計は刻々と時を刻んでいく。
そして、12時の鐘が鳴り響く。
「さて、用意しますか。」
僕は勇気主人に正装をさせるため彼の部屋に向かった。
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