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「まぁ忘れててもいいけどさ、その時は言ったよね?」
ぴく、とまた動きが止まった。にやりと口が「また」楽しそうに笑った。
目を覚ました時、知らない天井を目にした。
自分がどこにいるのか把握するのに少し時間がかかったが、今朝の一件でどうやら入院することになったと病室に来ていた母に言われた。
目が覚めると母が医者を呼んで簡単に話をした。先に聞いていたように、大きなけががあったわけではないが、念のため入院するようになったらしい。
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