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ある日科学者が珍しく僕に提案をした。、大悪党として僕共々やり玉に上げられ、世界に蔑まれた彼は不気味に微笑みながら
「次の願いは君が叶える者を決めてくれ。」
と言った。
だから僕は
「鬼の子」の願いを叶えた。
内容は
『ボクトアノコイガイハ、ミンナキエチャエ』
そしてみんな姿を徐々に失っていく。
窓から見える群衆は自分たちの醜さにも気付かず、今、僕の所為だと泣きわめく。
ホントにそう思う?
なら僕は付き合いきれない。
ここらでお別れしよう。
いつか君たちが何も知らない灰になって、綺麗な心を持つものが現れたら。
僕は君たちの願いを叶えよう。
最期に一言だけ言わせて?
この惨劇(カタストロフィ)は
お前らのせいだよ。
それではサヨナラ、またいつか。
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