カミサマネジマキ

3/3
前へ
/3ページ
次へ
ある日科学者が珍しく僕に提案をした。、大悪党として僕共々やり玉に上げられ、世界に蔑まれた彼は不気味に微笑みながら 「次の願いは君が叶える者を決めてくれ。」 と言った。 だから僕は 「鬼の子」の願いを叶えた。 内容は 『ボクトアノコイガイハ、ミンナキエチャエ』 そしてみんな姿を徐々に失っていく。 窓から見える群衆は自分たちの醜さにも気付かず、今、僕の所為だと泣きわめく。 ホントにそう思う? なら僕は付き合いきれない。 ここらでお別れしよう。 いつか君たちが何も知らない灰になって、綺麗な心を持つものが現れたら。 僕は君たちの願いを叶えよう。 最期に一言だけ言わせて? この惨劇(カタストロフィ)は お前らのせいだよ。 それではサヨナラ、またいつか。
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加