私が風俗嬢になるまで

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昼間はスーパーでパート。夜~早朝までホステスの仕事。 若いから大丈夫、て思ってた。 子供は昼は保育園、夜は託児所。 二親揃ってる家庭に負けたくない、教育は受けさせたい。 今、考えれば子供の浅知恵。 私は子供だったと思う。 そんな生活が長く続くはずもなく、半年もすると私は身体を壊した。 胃潰瘍、胆嚢炎、肝機能障害。 医者には入院を勧められたが子供がいる。 通院で治すからと、パートは辞め、ホステス業にしぼった。 しかしそんなことで体調が戻るわけもなく、仕事に行けない日が続く。 医者には生活保護を勧められたが、そんなみじめな生活は嫌だとはねる。 時期に蓄えは底を尽き、家賃は2ヶ月滞納していた。 そんな時、ホステス仲間の一人がソープで働いてることを知る。 彼女に相談すると、バンス(前借り)もあるからと紹介される。 私は飛び込んだ。 滞納していた家賃と当座の生活費を受け取りホッとした… が、すぐに講習(サービスの流れを先輩から教わる) それだけでクタクタだった。精神的にも体力的にも。 勤務は翌日からかなぁなんてボンヤリしながら居ると、 「じゃあお客さん付いてもらうか」と。 心の準備もできないままに常連のお客さんを部屋まで案内した。
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