猫の逆恨み

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「いった~い」 「いちち、大丈夫か?美里」 「うん、大丈夫だよ。レオ君のほうこそ大丈夫?」 正直、大丈夫じゃない。美里を庇って倒れたんだけど、背中に尋常じゃない圧力がかかっている。 このまま潰れたら美里が下敷きになってしまうので、必死だ。 「なんとか……かな」 「あ、……ありがと」 美里も気づいたようだ。
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