幻
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「約束ですから私、旅に出ます」 7月某日。 朝早く起きてきた母にそう告げた。 大きなリュックを背負ったまま、玄関に正座する姿はきっと笑えるに違いない。 なのに母は驚きすぎて言葉も出ないみたいで。 チラリと様子を伺うと、驚きは怒りに変わり握り締めた手がワナワナと震えだす。 あーヤバい。 ……くる。 そう思って目をギュッと閉じた次の瞬間。 予想通り母の雷が落ちた。
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