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輝明：
……レギュラー出演があったところで、もう何ヵ月も出ていないんじゃな……。
礼美：
まあまあ、輝さん。可能性はあるんですから。
輝明：
だと言っても、相手はあのヤナだからな。最近脚本も遅筆気味だし。
礼美：
……まあ、確かに。『争乱記』や最近始まった『邂逅譚』と比べて『活劇録』のペースはだいぶ下がってましたからね。
輝明：
あれに関しては共同製作だから、あまり迷惑を掛けるべきじゃないんだけどな。とはいっても、そのためにアイディアをどこから捻出するのか、なんて問題は分からなくもないな。
礼美：
『幻想世界の向こう側』はプロットがしっかり固まっていたから完結しましたけれど、他はそうでもないですからね。
輝明：
あれは完結したのを改作したからじゃないか。ただ、それで早く上がった、っていうのは僕も同じ意見だな。
礼美：
『現実世界の』はさっぱりですけれどね。
輝明：
あの辺は麻理亜がどうにかしてくれるよ。何せ、ヤナの半身みたいなものだからな。
礼美：
でも、その麻理亜も先生と一緒に『活劇録』に出てるんじゃないでしたっけ？
輝明：
……そうだった。
礼美：
どっちにしても、輝さんが次に出てくるのはまだ先になりそうですね。
輝明：
……まあ、仕方ないか。
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