El Akto 09

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(エブリスタ外の小説収録スタジオ楽屋にて) ルイス: ……それにしても、まさかセリアが軍人役をやるとは思わなかったな。 セリア: アルさんならまだ分かるんですけれど。 アル: ってのは? セリア: だって、『帝王戦記』でヘルコーロのカルナス要塞にいたじゃないですか。 アル: まあ、確かにそりゃそうだが。 ルイス: 西アルティア大戦の時は何故か俺まで陣頭指揮を執らされてたが、まさかまた軍人役をやるとは思わなかったぞ。 アル: ……猫人間ルディスが軍人か? ルイス: 馬鹿、あんな子供の姿で軍人なものか。台本を見ろ。 セリア: (子供役も問題なくこなせる時点で、私達最初から変な存在なんですけれど……) アル: ……何処にレヴィがいる、ってんだ。 ルイス: ほら、こいつだ。Лев Гонжаровって奴だ。 アル: ……イレープ・ヨーヴァポプ? 随分下手くそな訳の分からないスペリングだな。 ルイス: ドイツ語読みに無理矢理持っていくな。ドイツ人ならレオンがオットー・ボーネンクラウト役で出てるだろうが。 セリア: (多分アルさんがドイツ系だからそう読んだだけなんじゃ……) アル: じゃ何だ、この暗号にし損ねたみたいなローマ字〈※下図参照〉は? ルイス: 前提からして合ってないぞ。これはキリル文字だ。俺はロシア兵のレフ・ゴンジャロフ役で出ているんだ。 アル: ロシア……? そりゃまた何で? レヴィの名前ならフランスの方が俺よりしっくりくるだろ? 何で俺がフランス兵のアルベール・ルベールなんて名前でやらなくちゃならないんだ。 ルイス: ……言っておくが、アル、お前も名前のスペルは何も変わってないからな。image=493574859.jpg
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