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悠希奈:
でも、久し振りだったね、良平くん。
良平:
まさか柳川が俺達を再登場させるとはな。しかも二人揃って。悠希奈だけならともかく、俺なんかあの事故で全部打切だったから出ようがなかっただろ?
悠希奈:
でも、あの役柄は合ってると思うよ。
良平:
ウェーリ役か? 昨日(註:2014年6月2日)出演が突然決まった奴を評価するにはまだ早いと思うぞ。
悠希奈:
私の評価だからいいんだって。それにしても、良平くんって随分昔から出てるんじゃないの?
良平:
まあ、最初が十年前の夏になるから結構するな。あの頃他にいたのは真由美と文江とボナくらいだったな。金銀兄弟は……まああいつらはあれっきりだけどな。
悠希奈:
私は七年前だったよね、確か。あの頃は葉月なんて役名だったっけ。
良平:
それが巡り巡って本名で出るようになったんだよな。何があったんだか知らないけど、あの柳川だからな……
悠希奈:
何だか懐かしくなってきちゃった。
良平:
そういえば、あの時のオルゴールって、悠希奈の私物だったよな?
悠希奈:
ああ、これの事?
良平:
そう、それ。
悠希奈:
アドリブで何かやれって指示だったけど、今考えるとあの振りはなかったよね。
良平:
仕方ないだろ、慣れてなかったんだから。それに、俺からしたら結構自然に動けたさ。
悠希奈:
本当?
良平:
あれは台本に合わせるとぎこちなくなったろうな。
悠希奈:
まあ、良平くんがそれだったらいいんだけどね。
良平:
何にしたって、こうしてまた二人で出られるなんてな。
悠希奈:
今度は私の方が主人公だけどね。うまくいかなかったら、その時はお願い、いい?
良平:
勿論。“お前の魔法使い”、だろ?
悠希奈:
……それやめて、恥ずかしいから。
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