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ガチャン、
あれ…、まだ鍵閉まってる。
HRからけっこう立ったからもう同室者が部屋にいるだろうと踏んでたのに。
カードを使って中に入ると普通に二人以上寝泊まりできるだろってぐらいの広さがある。リビングのフカフカのソファーに座って、同室者を待つこと一時間。
「…帰ってこない…。くぁー…眠、い…」
寝た←
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「おーい」
「ん…、」
遠くで声が聞こえる。あれ、俺は…部屋に入ってそれで…
「ああっ!」
「あー…、はよ」
「え!あ!…おはよう♪君は~?」
目が覚めてとっさにチャラ男に。
目の前にはじいっとこっちを見つめるクール系イケメンの姿が。
「同室者の那鳥小鷹(なとり こたか)。よろしく」
「よろしくう♪俺はー岸名密っ。なんでも好きなようによんでねー」
「じゃあ密で。俺も呼びたいように呼んでくれていい」
「んー…、じゃあ"なこ"っていうのは?」
「ん、分かった」
そう言って小さく笑ったなこは、とにかくイケメンで…、俺大丈夫かな…←
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