12/19
前へ
/22ページ
次へ
IN数学準備室 「しっつれーい!」 「おい、もうちょい静かに入ってこい」 「えっへ~、ごめんね?きりちゃん」 「ま、座れよ」 正面でなく自分の横に座るよう促す。あれ、近くね? 「なにぃ?きりちゃん俺を襲う気ぃ?」 「ばーか。説教だよ、説教」 「、…嘘だね。何か大事な話あるんですよね?先生(ニヤ)」 「なっ、お前…!」 飄々としたきりちゃんの顔がちょっとだけ驚きで崩れる。 でもかっこいいからなー、いやんなるわあ。 「先生知ってるんでしょ?俺がなんでここにきたか」 「…まあな」 ビンゴ。 「お前いつからそれ…」 「だって先生の表情、いつもと違ってたからねー。俺を呼んだとき、ほんの少しだけ」 「密…、お前怖えーわ」 「ひっどぉい!もぉ、きりちゃんったらあ~」 「急に戻んな!」 「で、話って?」
/22ページ

最初のコメントを投稿しよう!

153人が本棚に入れています
本棚に追加