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というわけで理事長室ドア前。
コンコン、
「あの、岸名密ですけど」
「どうぞー」
中から男の声が聞こえた。父さんの親友…。どんな人だろ。
「失礼しま、すって、うわっ!」
何事だああぁぁぁああ!!!
要するに、ドアを開けると
誰かが回し蹴りをしてきたという
え?ナニコレ
ま、余裕でかわしたけど?あ、キモい?すまん… (´・ω・`)
「えーっと…、どちら様ですかね」
「密くん流石だなあ。僕の名前は貴宮彼方(あてみや かなた)だよ。ここの理事長で密くんのお父さんの親友」
「あなたが、ですか?」
「うん。そうだよ」
まじか。すごい童顔…(失礼)
しかものっけから回し蹴りって
どんなー
「綺麗な瞳だね。君の父さんと同じだ。髪はお母さんかな?」
「え…?ってカツラが!!カラコンが!!どこに!!」
「ここだよ」
見るとちゃっかり理事長室の机の上に!!コンタクトちゃんと液に浸してあるし!妙な配慮だな、オイ。
「ただの親友じゃなさそうですね…」
「まあ、当たりかな。僕は君のお父さんのパートナーだったんだ」
「パートナー…、どうりで」
パートナーって言うのは俺たちスパイの相棒。大掛かりな仕事はだいたいパートナーと一緒にこなす。俺にもいるが…まあ、今は止めておこう、うん。
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