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1.ユーイとツバキのDAY AFTER DAY―入れ墨―
城内の広い風呂場
ユーイ「………」
お久しぶりです"王女ユーイ"です、もう"魔女王"ではありませんよ
ユーイ「あれぇ…入れ墨が白い…?」
元々この入れ墨は黒であったので久しぶりに見たら白なので驚く
ユーイ「ハアァァッ!」
発動する事は出来たが…
ユーイ「……白い天使の羽…」
ツバキ「…綺麗な羽だね……」
ユーイ「ねぇ…これは一体…」
ツバキ「……これはユーイを連れて来る途中だったの…」
番外編にあった空白の一週間
馬車で傷だらけのサクーシャとボロボロのユーイを走りながらの治療で
サクーシャ「……うぅっ…」
必死に医療班が処置しているが
ユーイ「………」
元々宿敵だったのでそんなの無視だった
ツバキ「……ユーイ…😢」
医療班「王女、こっちの手伝いを!」
ツバキ「……はいっ…」
ユーイを心配しながらもサクーシャの所へ行き念で治療呪文をかけ傷口を全て塞ぐ
医療班「……流石…」
急いでユーイの所へ行き
医療班「こいつの処置は…」
ツバキ「私だけでいいわ…」
いきなりメスを自分の手を切る
医療班「王女!?」
ツバキ「大丈夫よ…これも治療呪文の一つだから…」
ユーイの傷口からツバキの血を流し込み傷を癒す
医療班「宿敵を助ける必要ないじゃないのに何故…」
ツバキ「これは治療と一緒に浄化もされるし…それに私は…ユーイが好きだから…」
そして今
ユーイ「でも魔力は…」
ツバキ「変わりないよ…?」
証拠は最終形態であるこのスタイルが発動出来るし
ツバキ「ねぇ…私にもユーイの血が欲しい…」
ユーイ「でも…」
ツバキ「その羽も…ユーイの遺伝子も…欲しい…」
ユーイ「……うん…」
ユーイは自分の血をツバキに捧げ…
ユーイ「どう…私の羽は…」
ツバキ「……温かい…」
中振りだが綺麗な白い羽がある
ユーイ「これからもツバキの事を守るからね…」
ツバキ「……ありがとう…ユーイ…」
広い風呂場に二人の天使が綺麗な白い羽を羽ばたかせながら…
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