第三段落

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ある日私は問いた。 「自分が何なのか分からない。色んな人と話すと、一人一人にたいして、少しずつ違う自分がでてくる。本当の自分はどれなのか、まず、本当の自分とは何なのか教えてほしい。」 と。 彼女はこう答えた。 「どんな君も君なんだよ。」 今思えば馬鹿だなぁと過去の自分にいってやりたい。 しかし、その時の彼女の言葉に救われたのは事実だ。 感謝してやまない。 今では、かなりの毒舌を吐くほどの仲だ。 喧嘩は二度だけしたことがある。あんまりにもなかがいいので、彼女がいないと、「あれ、一人?」と言われることが多々あるくらいだ。
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