第二段落

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この世界を批評し、切り離れているのも、美しいものを美しいと素直にいえない自分に失望するからではないだろうか。 周りからすればそれは、自分が誰よりも傷付いているのだとただアピールしている惨めな人にしか見えない。 というよりも、見られても仕方無い。 それをまた、真に受けて、「この世界は嫌いだ」と遠ざける。 自分のほんとの弱味に気が付かず、自分が悪いといいながら、他人を恨んで。 でも、ホントに不器用なのは人に本音をいえないことではないだろうか。 自分の思っていることを上手く伝えることができず、周りが誤解し、分かってもらえないことに幻滅する。
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