ふたりきり

1/7
前へ
/286ページ
次へ

ふたりきり

お兄ちゃん、お兄ちゃん、と。 いつも俺にくっついて、甘えていた誌乃。 俺は、そんな誌乃が可愛くて。 だから離れるなんて、考えられなかった。 俺の家族は、誌乃しか居ない。 誌乃を守るのも、 ……俺しか居ないんだから。
/286ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3215人が本棚に入れています
本棚に追加