プロローグ

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西暦二千××年。 一隻の戦艦が宇宙(そら)を漂う。 それは、戦艦というよりカプセルに近い存在。 何のために宇宙(そら)を漂っているのか、何のためにそのカプセルがそこにあるのか知る者は一人もいない。 そう、一人もいないのだ。 ではそのカプセルは何なのかというと未知の生物の起源となる物質を運ぶための舟。 といったところだろう。 悠々と漂う。 その燃料(いのち)尽きるまで。
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