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──しばらくして。
終業式の日、大輔達は学校の校門まで私を迎えに来てくれた。
大輔はバイク。航くんと雄介は、鳶島さんが運転する車。
わざわざ鳶島さんに来てもらうことなんてなかったのに……と思った。小さくなりつつ後ろのシートに乗り込む。
鳶島さんは、にこやかに笑ってくれた。
「いやー、ショーさんのカノジョさんなら、丁重にお送りしないとね」
そう言ってくれるけど、そんな理由がなくても鳶島さんは女の子に優しい気がする。何となくだけど。
私は優しい翔さんしか知らないけど、そういえば彼も族上がりなんだっけ……。
というか。
昔から翔さんや聖夜さんとか、そういう人しか周りにはいなかったから、普通の人が見たらそれなりに怖かったりするのかも知れない。
……私だって、普通にしてるだけなのにヤンキーだって勝手な噂流されたことあるし。
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