1ずれ
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だが僕の見たものは違っていた。 ドアの向こう側には 見渡す限りの広大な砂漠があった。 遥か遠くに 平らな地平線が見えていた。 澄んだ夜空には二つの月が浮かんでいた。 右のが三日月で 左のが満月だった。 青い光に照らされて 不毛の砂漠が何処までも 何処までも・・・。 僕はドアを閉めた。
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