1ずれ

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もしかして 父は何か知っているのだろうか。 そんな思考が僕の頭に浮かんだ。 知っているって何をだ。 昨夜のは僕の夢ではなかったのか。 いや そんな馬鹿らしいことを 考えてはいけない。 今朝はたまたま 父の機嫌が 悪かっただけなのだろう。 僕はそう思うことにした。 だが 変化は既に始まっていたのだ。
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