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その日は何とも不思議な日だった
彼の事が好き、だが俺の事は大嫌いな妹が起こしに来たからだ。
「起きろ屑、朝だぞ」
俺はその声と衝撃によって目が覚めた。
「妹よ……そのモデルガンをこっちに向けるな」
妹の手には大手メーカーが販売している、シグザウエルP226が握られていた。
「起きないからだ遅刻するぞ屑」
何とも素っ気無い妹だ
実の兄には常にこの態度だ。
笑えるだろ?
日常的に兄に向かってBB弾を打ちまくる妹……
いやな日常だが、そんな妹ですら猫の様に態度を変えるのが彼だ。
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