32人が本棚に入れています
本棚に追加
§奏side§
午後6時半をまわり、今日の当番である私が料理を作り終えても、陽向が降りてくる気配がない。
おかしいなあ……今日は陽向の好きな長芋の磯辺揚げなのに……仕方ない。見に行っガチャ
優花「あ、美味しそうなにお」
奏「きゃあぁぁぁぁあ!?」ビクッ
優花「きゃあ!?」ビクゥッ
奏「……ごめん、取り乱した///」カアッ
優花「あ、うん。あの……お姉ちゃん?」
奏「ん?」
優花「すっごく言い辛いんだけど、……ヒナ兄、爆睡。揺すっても、呼んでもダメ。キスでもしたら起きるかなって思ったけど」
奏「だめぇぇぇぇえ!!」
優花「……うん、そうなると思ってやらなかった。というか、流石に私には出来ないよ」
奏「ねえ、もしかして私でちょっと遊んでる?」
優花「……反応が面白くて、つい」
奏「あ、……そう」
なんと言うか、人って見かけによらずだよね、うん。
でも、そうか……陽向は疲れちゃったんだ。
仕方ない。これは半分くらいラップかけておいて、あとでクッキングペーパーかけてレンジで……
優花「お姉ちゃん」
奏「?……あ、もうご飯出さなきゃだね。2人で食べよ?」
優花「……ヒナ兄と付き合ってるって、本当に本気なんですよね?」
最初のコメントを投稿しよう!