♭2・彼女と従妹

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優花「そう思ってた?なにか違ったんですか?」 奏「違ったの。……だって、先に告白したの、陽向だから//」カアッ 優花「えっ!?嘘!」 奏「そんなに信じられない――ああ、そっか。陽向、今まで沢山告白されてきたけど、全て断ってきたみたいだからね?」 優花「此処に来る前からだよ、それは。紗季さんには何も言う暇なく――だけど、ヒナ兄は言ってたよ。『たとえ普通に告白されたとしても、きっと断ってたな』って」 奏「そっか……まあ、陽向らしいかな?」 優花「分からないけど、……ふうん」ジー 奏「まじまじと……どこ見てるの?優花ちゃん」 優花「……悔しい」ボソッ 奏「はい?」 優花「悔しいの!だって、お姉ちゃん去年の今で3サイズは?」 奏「85・って言えないよそんな恥ずかしい個人情報!//」 優花「B言っちゃってる」 奏「はぅあっ!?///」ボフンッ 優花「……背丈はあまり変わらないのに、お姉ちゃんのは……形もいいし」 奏「ふぇ……///」 優花「世の男子の夢が詰まってる!お姉ちゃんのは、そんな気がします!」グッ 奏「の、のーぐっどでお願いします//」 優花「あると思います☆」キラッ 奏「あ、どや顔はやめて。私、あのネタする人きらいだから」 優花「すでに空気化した人を今更貶すんだ」 奏「私や優花ちゃんには、陽向が居れば十分だしね♪」ギュッ 優花「や、苦しい……//」 ……ただの天然さんなのかと思ってた事は、言わない方がよさそうだね。 何だかんだで、お母さんみたいな包容力も持ってて……ああ、そっか。 ヒナ兄、お姉ちゃんの全部に惹かれたんだ、きっと。 私じゃ適いっこないな……はぁ。
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