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優花「そう思ってた?なにか違ったんですか?」
奏「違ったの。……だって、先に告白したの、陽向だから//」カアッ
優花「えっ!?嘘!」
奏「そんなに信じられない――ああ、そっか。陽向、今まで沢山告白されてきたけど、全て断ってきたみたいだからね?」
優花「此処に来る前からだよ、それは。紗季さんには何も言う暇なく――だけど、ヒナ兄は言ってたよ。『たとえ普通に告白されたとしても、きっと断ってたな』って」
奏「そっか……まあ、陽向らしいかな?」
優花「分からないけど、……ふうん」ジー
奏「まじまじと……どこ見てるの?優花ちゃん」
優花「……悔しい」ボソッ
奏「はい?」
優花「悔しいの!だって、お姉ちゃん去年の今で3サイズは?」
奏「85・って言えないよそんな恥ずかしい個人情報!//」
優花「B言っちゃってる」
奏「はぅあっ!?///」ボフンッ
優花「……背丈はあまり変わらないのに、お姉ちゃんのは……形もいいし」
奏「ふぇ……///」
優花「世の男子の夢が詰まってる!お姉ちゃんのは、そんな気がします!」グッ
奏「の、のーぐっどでお願いします//」
優花「あると思います☆」キラッ
奏「あ、どや顔はやめて。私、あのネタする人きらいだから」
優花「すでに空気化した人を今更貶すんだ」
奏「私や優花ちゃんには、陽向が居れば十分だしね♪」ギュッ
優花「や、苦しい……//」
……ただの天然さんなのかと思ってた事は、言わない方がよさそうだね。
何だかんだで、お母さんみたいな包容力も持ってて……ああ、そっか。
ヒナ兄、お姉ちゃんの全部に惹かれたんだ、きっと。
私じゃ適いっこないな……はぁ。
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