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あれから数日が経ち、5月の中頃を越え、進級して初めての考査が終わった、その翌日。
生徒玄関を入ってすぐ目につく、青色のボードで作られた大きな掲示板。
そこに掲示されてるのは、学年別の考査トータルのトップ10と、追試対象者の名前と学年。
前者はともかく、後者は公開処刑だな。完全に顔がわれるんだから……
渉「うわぁぁぁぁああ!!バルスゥゥゥゥウ!!」
陽向「………………」
そこには、去年の中盤以降、見事に赤点抜けの叶わなかった渉(バカ)が、勝手にバルスしてた。
意味が分からんが、周りが白い目でジト見してるから放置だ放置。
奏「……あ!ほら、見て!陽向、2年男子のトップだよ!」
陽向「と言う奏もちゃっかり2年女子トップじゃねえか。2位に20点も差をつけて」
奏「そう言う陽向だって、2位に46点差をつけてるじゃん♪」
陽向「細かいな」
『2人が天才すぎんだよ!!』
陽向&奏「!?」ビクッ
奏とそれぞれの結果について話してると、後ろの生徒達から怒鳴られた。
なぜに。
「ほぼ全教科100点とってんだよ2人は!」
「だからそんな点差が開いてるの!」
「まず有り得ないだろ!」
「カップルでハイスペック……許せん!!」
渉「バルs
『お前は失せろゴミがぁぁぁぁあ!!』
渉「何故に理不尽なッ!?」ドカバキィッ!!
渉、乙。
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