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――ガラッ!!
渉「おっし!HRには間に合ったぁ!!」
陽向「……誰もホームランなんか打ってないぞ?」
渉「訳違い!?というかお前の所為だろ陽向ぁ!!」
――ゴスッ、
陽向「……大人しく席につけって。騒々しい」ニコッ
渉「おぅ……だからって辞書でど突くなよ……痛ぇ」
陽向「広辞苑なめんな」ゴスッ
渉「痛いって!それより何で広辞苑なんか持ってきてんだ!?今日始業式だろ!?」
陽向「対WATARUの撃退武器その003だ」グッ
渉「グッじゃねぇよ!俺対抗武器って何!?何で3桁もあるの!?」
陽向「そこは気にしない方が身の為だぞ?」ニコッ
渉「お、おおおおぉう……」ガクガク
――ガラッ、
舛川(ますかわ)「ほらほら、席について――ん?」
渉「ん?何スか?舛川先生」
舛川「今日も元気に投げられてましたね、蟹群くん。たまたま通りかかった漁船を突き抜けたみたいですが、大丈夫でしたか?」
全員「!?」
渉「いや、俺投げられて突き破ってから記憶ない――って何でそれを!?」
舛川「いや、お恥ずかしい事に早朝会議に遅れましてね。あの船で皆と一緒に来たんですよ?」
奏「え?先生、見当たりませんでしたけど?」
舛川「ああ、それは当たり前です」
全員「?」
舛川「船の屋根の上に乗ってましたから」ニコッ
陽向「爽やかな笑顔で何カミングアウトしてんですか」
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