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拓海はベッドに横になり、色々なことを考えていた。
「これから……どうなるんだろう……。」
思っていたことを、無意識のうちに呟いた。
突然のことだから、なおさら頭が混乱している。それは拓海だけではなく、優海や蓮も同じだ。
拓海は歯をグッと食い縛り、ベッドから飛び起きた。
と、一瞬金縛りにあったような感覚に襲われる。
なぜなら、目の前にあったものが拓海を驚愕させたからだ。
いや、『もの』が『あった』ではなく『ひと』がそこに『居た』と表現すべきだろう。
目を見開き、少し腰が抜けそうな拓海の前には、速水 芽生が立っていた。
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