2、死体

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6 車は国道2号線を30分ほど走り、工場の門の前で停止した。 警部と僕が車から降りると、中年の身なりのきちんとした男が出迎えた。 「ごくろうさまです。私は人事部長の山本です」 「原です。こちらは黒住君と言って、捜査に協力してくれている高校生です」 僕は一礼した。 「さっそくだが、現場へ案内してもらいましょうか」 「よろしゅうございます。さ、こちらへどうぞ」 山本人事部長を先頭に、警部そして僕の順に、工場の中央を走っている道を歩いて行くと、突き当たりに2階建ての建物が見えて来た。
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