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「礼ならちゃんとするから、助けてくれ!死ぬなんていやだ!」 翔梧「分かった!分かったから離れろ!」 そんな事をしていると、モンスターが襲いかかって来た。 マズイ! と思った矢先、モンスターは火の玉によって吹っ飛んだ。 「大丈夫翔梧君?」 翔梧「あ、ハイ!」 助かった……。えっと、穂波さんでいいのかな? 穂波「どういたしまして、それより」 穂波さんは半分キレた表情で俺に近づいて来た。 だが、怒りの矛先はこの男だった。 穂波「アンタいつまでヒーヒー言ってんの!?死ぬのがいやなのはアンタだけじゃないの!皆いやなのよ!?分かったら翔梧君から離れて隅にいなさい!」 「ハ……ハイ……」 こ、怖ぇー……。優しそうな人かと思えば、怒ると怖いタイプの人か。 怒らせたらダメだな。 穂波「なんとか片づいたわね」 翔梧「そうですね」 「うわぁぁぁぁぁぁ!!!」 穂波「え!?」 翔梧「なっ!」 モンスターを片づけたと思ったら、俺にしがみついてた男の悲鳴が聞こえ、隅を見ると壁を突き破ったモンスターが男を襲いかかっていた。 レベルが低い男は大きなダメージを受け、俺と穂波さんが助ける前に倒れて粒子化して消滅した。 翔梧「こ……コレって……」 穂波「えぇ、多分あの男は死んだわね……ゲームでも現実でも」 翔梧「そんな……」 実際に人が死ぬ現場を見た事ある訳じゃないが、気分が悪いな、人が死ぬのを目の当たりにするのって……。 穂波「それより、アイツよ」 翔梧「そうですね」
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