25人が本棚に入れています
本棚に追加
/87ページ
翔梧「感覚が連動?つまりゲーム内でも腹が減るのか?」
『ハイ、その場合はモンスターを倒してお金を獲得して近くの村、もしくは町で食料を購入して下さい。ゲームのキャラの空腹が満たされれば、プレイヤーも満腹になります』
マジかよ……ゲームのキャラクターが空腹なら、プレイヤー本人も空腹って事か……。
面倒な機能だな。
ていうか、つまり今俺の意識はゲームの中にあるのか。
『その通りです。ご理解が早くて助かります』
翔梧「心を読むんじゃねぇよ」
『次に、痛覚はないと言いましたが、ゲームオーバーになると
プレイヤー本人も死にます』
翔梧「………は?」
死……ぬ?ゲームオーバーになったら、俺が死ぬ?
『ゲームオーバーもちゃんと連動します。コンティニューはありません。ですが、誰かがクリアした場合、助かります』
なるほど……次々と投げ出す人がいたのは、コレがあるからか。
『どうしますか?今ならまだ引き返す事が可能ですよ
ゲームを始めますか?
【はい】【いいえ】
』
翔梧「そんなの、決まってる」
俺は最初から目標があったんだ。
そう……。
翔梧「もちろん【はい】だ!」
このゲームをクリアしてみせるって目標が!"神"として!
『かしこまりました。では、"CONNECT WORLD"をお楽しみ下さい』
そして再び白い光で俺は意識を失った。
最初のコメントを投稿しよう!