プロローグ

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「勉強?大丈夫だって。全然着いてけるよ」 『そう?それなら良いけど…』 「あぁ、母さん仕送りだけどさ?」 『やっぱ少なすぎでしょ?もっと増やすけど…』 「ううん、逆。少し減らしても余裕あるから…」 『でも…うん、愛斗が言うなら少し減らすけど。ちゃんと食べてるんでしょ?』 「だから心配しなくていいよ。上手くやってるから」 『じゃ心配しない……そうだ愛斗。彼女は出来たの?』 「ゲホッゲホッ!なっ何突然言ってんだよ!?」 『別に~ただ良いことがあったから~』 「いねぇよ、そんなの!俺が女と縁遠いの知ってるだろ!?」 『知らないよそんなの~。でも良かった~母さん安心したよ~』 「は?ちょ、何急に機嫌良くなってるの!?気持ちわ…」 『んふふ~♪明日になったら何か変わるかもね~。じゃね~』 プツン-----。 切れた。 ん~… 心配だけしといて自分勝手な母だ… "明日になったら何か変わる" 気になって仕方ない、全く… 明日か… 道端に魔法陣が現れたり? シスターさんがベランダにぶら下がってたり? あはは…考えるだけ無駄だな。 はぁ…寝るか… 就寝だ就寝。 うん。 迅速に就寝。 ぷっ… ………寝よ。
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